注意されたけど、職場に携帯ゲームの持ち込みはだめなのかなぁ?
PSPやSwitchなど携帯ゲームを職場に持ち込んで注意された、という話を聞きます。
ゲームをしている方は「休憩時間中のみ」など節度を守っているのに「職場に携帯ゲーム持ち込むこと」を注意されると、そもそも「問題があることなのかな?」という気持ちになりますよね。
そこで、ここでは職場にゲームを持ち込む考えについてまとめてみました。
職場に携帯ゲームを持ち込んでいいと思う理由
「業務時間中にゲームを行う事」は問題だと思いますが、休憩時間中のみにするなど、節度を守る前提であれば、私も「職場に携帯ゲームを持ち込む」のは良いと思います。
多くの人が考えている、その理由を説明していきます。
携帯ゲームも嗜好品のうちの一つ
「携帯ゲームも嗜好品のうちの一つ」であるため、持ち込みむ行為そのものは問題ないと思います。SwitchやPSPのような携帯ゲームはバッグに入れることができるほどの小さなものですし、騒音をだして周囲に迷惑を掛けるようなものでもありません。
そもそも、どの職場でも休憩時間に嗜好品をたしなむことは、普通に行われていることです。
必要な時だけ出して使い、使わない時はバッグにしまっておくというマナーを守った上で注意されるのはおかしいと思います。
なお、嗜好品というと、お茶やコーヒー、タバコ、などを挿すことばと解釈される場合もありますが、ここでの「嗜好品」はやや広義的な意味の「人の好みや趣味として使用するもの」(生きていくために絶対に必要ではないもの)ととらえてます。
タバコが良くて携帯ゲームが良くない理屈がおかしい
「休憩時間にタバコを吸っている光景」はよく見かけますが、そのそもタバコは業務に関係のないものです。それらを会社に持ち込む行為が問題なくて、携帯ゲームはだめだという理屈はおかしいと思います。
最近は、健康促進の考えからタバコを吸うのは辞める傾向にあります。昔は「タバコを吸う姿」はかっこいい男のように描かれたりしましたが、今はそうでなくなってきています。そのため、若い人ほどタバコを吸わなくなってきています。
一方で若い世代は、小さいころからテレビゲームや携帯ゲームに熱中してきたという経緯があります。このような時代の流れをみると、職場でも休憩時間に携帯ゲームに熱中するのは自然なことだと思えます。
時代の移り変わりにより価値観は変わるものです。こう考えると、休憩時間に携帯ゲームを行うのは当然の考え方だと思います。
スマホのアプリはいいのに、携帯ゲームが駄目なのはおかしい
休憩時間にスマホのアプリを操作する事は一切とがめられることがないのに、携帯ゲームを持ち込んで操作するのは駄目だという理屈はおかしいと思います。
スマホではいろいろな機能のアプリを入れることが出来ますし、そこでプライベートなこともできます。しかし、職場は休憩時間のスマホ操作において深く干渉することはありません。
なので、スマホとさほど変わらない大きさの機器を持ち込んで使用する行為は駄目だというのは、理屈が通らないと思います。
音楽プレイヤーを使っている人も普通にいる
特に、電車など公共機関を使った通勤の人は、音楽プレイヤーを使っています。なので、職場の休憩時間にも音楽プレイヤーを使用しているのは見かけたりします。
職場に音楽プレイヤーを持ち込んだり使用するのは良くて、携帯ゲーム機を持ち込むのは駄目だというのも、納得のいかない話だと思います。
「職場でも携帯ゲームを」という発想の人が多くなった理由
このように「職場に携帯ゲームを持ち込むのは」ということが話題に上がるようになったのは「職場でも携帯ゲームを」という発想の人が多くなったためだと思います。
その理由をまとめてみます。
ちょっとの時間に携帯ゲームをする人が多くなった
昔の携帯ゲームは、できるゲームの種類が限られていて、パズル系やアクション系のみ、という状況でした。しかし、今はゲーム機の性能があがっているため、さまざまなゲームが出来るようになりました。
そのため、その時の気分や好みにあわせたゲームもできるようになり、ちょっとの時間にゲームをする人が多くなってきました。
小さいころからの習慣
昔の子供の遊びといえば、ベーゴマ、メンコ、野球、などでした。この時代は、外に遊ぶ場所があったことも関係していると思います。
しかし、今は外で遊ぶことが出来る場所が少なくなりました。公園以外で広い場所といえば駐車場がありますが、駐車場は事故につながる恐れがある為、子供を遊ばせてはいけない場所となってます。
このような背景のため、子供は家でゲームで遊ぶようになっていきました。
このように育ってきた環境や、遊び方の習慣があり、ちょっとの空き時間があると「ゲームをやってみよう」という発想を持つ方が多くなってきたと思います。
時代と考え方の変化の様子
「職場に携帯ゲームを持ち込むこと」が良いか、悪いかにおきまして、世代による考え方の相違が要因にあるとおもわれます。そこで、時代により考え方が変化していった様子をまとめてみます。
時代によって価値観は変わる
時代によって価値観が変わった事例を挙げておきますと、西暦2000年より前と後では「漫画」や「アニメ」の世間の捉え方は変わったと思います。
昔は「漫画は子供向けのもの。そもそも大の大人が読むものではない」と、一般的に文化や趣味には含まないような考えでみられていました。例えば、映画鑑賞や読書は趣味ということが出来るが、漫画を趣味をというのはおかしい。というような「漫画は低俗なもの」とみられていました。
それが、海外で日本の漫画やアニメが高評価を得るようになったり、熱狂したファンを中心にコスプレも流行るようになったり、小さいころから漫画を読んで育ってきた世代が大人になったりしたことで、「漫画も趣味」と捉えられるようになっていきました。
今の時代では、何かを説明する時の例えとしてドラゴンボールの話を使う場合があります。また、安西先生という名前を使うだけで通じることも多くあります。ネット上では漫画の1コマを引用して自分の感情を表現するのも多く見かけたりします。
ゲームも一般的になりつつある
昔は、テレビゲームも漫画と同じように「子供だけしかやらないもの」であるため、「趣味に含まない」という考え方が一般的でした。
しかし、テレビゲームをやってきた世代が大人になったことで、親子で一緒にテレビゲームをやるのも一般的な光景となってきました。テレビゲームは家庭で親子で一緒に楽しむもの、という位置づけになりました。
このような時代の移り変わりを考えると、職場に携帯ゲームを持ち込んで行うことも、捉え方を変えていくべきだと思います。
まとめ
「職場に携帯ゲームを持ち込むこと」について、なるべく客観的に状況を整理してみました。
職場に携帯ゲームを持ち込んでいいと思う理由としては
- 携帯ゲームも嗜好品のうちの一つ
- タバコが良くて携帯ゲームが良くない理屈がおかしい
- スマホのアプリはいいのに、携帯ゲームが駄目なのはおかしい
- 音楽プレイヤーを使っている人も普通にいる
というものがありました。
そして、時代背景として
- ちょっとの時間に携帯ゲームをする人が多くなった
- 小さいころからの習慣
という状況から、「職場でも携帯ゲームを」という発想の人が多くなってきました。このことを考慮すると「職場に携帯ゲームの持ち込みはだめだ」という考え方は、変えていくべきだと思います。
現状、職場には業務に関係が無くとも、ある程度のものを持ち込むことは許容されています。そして、世代が変わるに従って、これらの「ある程度のもの」も変えていくのが妥当ではないでしょうか。